①御朱印とは?

1.御朱印とはそもそも何?

神社やお寺で拝受する「御朱印」は、参拝した証としていただく神仏とのご縁の記録です。社寺によって異なりますが、印章と、神社・お寺の名称や神様・仏様の名前などの墨書きで構成されています。

②御朱印の起源は?

2.神社仏閣への写経奉納が始まり

「神社へ経典を奉納したの?」と思われる方もいるかもしれませんが、こうした例の代表に「平家納経」があります。
これは時の天下人・平清盛が神仏習合思想の影響をうけ、「厳島神社の御祭神は、十一面観音がお姿をお変えになったもの」と解釈して奉納したものといわれています。こうした納経は徐々に一般にも広がり、社寺から「納経受取の書付」をいただいていたことが、やがて納経をせず参拝のみをした場合にも証明を書いてもらうというように変化していったものと考えられています。鉄道網が整備された明治以降には、寺社を巡る旅行と集印が盛んに行われるようになりました。それに伴って、案内本や旅行記といった書物も出版されるようになり、昭和10年頃から「御朱印」という呼称が見られるようになります。遠路をこえて叶った神社参拝には、さまざまなストーリーや思い出が詰まっているのではないでしょうか?たまには御朱印帳を開きみるのもいいかもしれませんね。